岩手県岩泉町から、北上山地の森と海と大地の恵みを全国へ。道の駅「いわいずみ」「三田貝分校」も運営しています。
 
深い森に囲まれた湧水の町から、ふるさとの特産品を全国にお届けしています。
 商品の販売を通して豊かな自然と文化を未来に引き継いで行こうと頑張っています。
 
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■■「夏山冬里方式」で育つ健康優良牛
 短角牛肉は低脂肪で旨みのつまった赤身に特徴がありますが、その秘訣は「夏山冬里方式」と呼ばれる飼養管理にあります。すなわち、夏は山の広大な放牧地で運動をし、たくさんの牧草や野草を食べて過ごし、冬になると里の牛舎に降りて、農家の家族の一員として過ごすのです。(昔は南部曲がり家」で一緒に住んでいました。)
 短角牛の出産シーズンは春先の2月から4月頃です。まだ雪の降るこの時期は牛舎で母乳をたくさん飲んで過ごし、新緑の芽吹く5月中旬になると、短角牛の母子は標高800~1,000mの放牧地へ放たれます。(これを「山上げ」と言います。)
 25~30haもある広大な放牧地に、約40頭の母牛とその子牛達、そしてたった1頭のオス牛が放たれます。(このオスは、翌年生まれる全ての子牛達の「父親」になります。)
 山での生活はとても優雅です。牧草や野草を食べながら適度な運動をし、子牛は母牛の母乳をたっぷり飲んで丈夫な体をつくります。真夏の暑い時期は木陰に隠れ、のんびり休みます。唯一のオス牛はせっせと「仕事」をしますが、これがなかなかの重労働で、繁殖期には100kgも体重が減るそうです。
 こうして一夏を山の放牧地で過ごし、森の木々が紅葉に染まる10月中旬、牛たちは里へ降ります。(「山下げ」といいます。)この頃には子牛は立派な「若牛」となり、母牛のお腹には新しい命が宿っています。 
 ■■短角牛市場~繁殖農家から肥育農家へ
 里へ降りて一息つくと、農家にとっては一年で最も大きなイベント、短角牛の子牛市場が開かれます。ほんの一昔前までは各地で「おセリ」と呼ばれる市場が開かれ、村祭りのにぎわいでしたが、現在では雫石町にある「岩手中央家畜市場」で開かれるのみです。この市場で、子牛たちは“生みの親”である「繁殖農家」から、“育ての親”である「肥育農家」に出荷されます。(繁殖から肥育まで行う農家を「一貫経営農家」といいます。)
 市場で肥育農家に競り落とされた子牛は、14~18ヶ月間に渡って美味しい肉となるために育てられます。肥育中は里の牛舎の中で、地域で自給した乾草・デントコーンサイレージ・稲ワラなどとともに、トウモロコシなどの入った濃厚飼料を与えられます。こうして誕生から22~25ヶ月頃になると順次出荷され、「いわいずみ短角牛肉」として流通しています。

 なお、販売される「いわいずみ短角牛肉」には10ケタの個体識別番号が付けられており、「いわて牛TBCシステム」のホームページから検索すると、いつどこで生まれ、誰が育てたかを見ることができます。
   
 ■■いわいずみ短角牛の食事メニュー
 
   
 
 ※①草飼料(粗飼料)
…自分たちで栽培した牧草や牛用トウモロコシ(デントコーン)を刈り取り、乳酸発酵させています。
※②穀物飼料(濃厚飼料)
…国内外の穀物(トウモロコシ、大豆、小麦など)を配合した栄養価の高いエサ。いわいずみ短角牛専用のNON-GMO(非遺伝子組み換え)のエサを与えています。

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