岩手県岩泉町から、北上山地の森と海と大地の恵みを全国へ。道の駅「いわいずみ」「三田貝分校」も運営しています。
 
深い森に囲まれた湧水の町から、ふるさとの特産品を全国にお届けしています。
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  レポート第1弾(2011年6月)
「分校ハンターが行く!自転車山越え120kmの旅」

 「道の駅三田貝分校」を管理運営する㈱岩泉産業開発には、
分校と聞けば黙っていられない「分校ハンター」RYOさんがいます。
サイクリング部主将を務めるRYOさんは、
40歳を過ぎた身体にむち打って、
峠の道を今日もキコキコ走っています。
 そんなRYOさんの耳に、新たな分校情報が入りました。
岩泉町の隣町に、一般開放された魅力的な分校があるというのです。
早速RYOさんは寄り道しながら往復約120kmの旅に出かけました。
 目指すは赤い屋根の「葛巻町立葛巻小学校江刈川分校」です。
 岩泉から「赤い屋根の分校」に至る道はいくつかありますが、今回の旅のコースは国道455線から340号線を経由して葛巻を目指すことにしました。
 その昔、まだ早坂高原を越える国道が整備されていなかった頃、この道は故郷・岩泉を離れ、東京へ出るときにバスで越えた道だったのです。目指すは東北本線「小鳥谷(こづや)駅」でした。
 実は小鳥谷から太平洋に面した岩泉町小本まで、鉄道を通す計画がありました。残念ながら実現することはありませんでしたが、「幻鉄道」の跡を辿ることも今回の旅の楽しみです。

 6月の日曜日、天気は晴れ。「気分最高!」
 
 スタートしてしばらくはJR岩泉線の線路を眺めながら走ります。途中「二升石駅」に立ち寄りました。昨年の岩盤崩落事故以来JR岩泉線は走っていませんので、約30年ぶりに線路に降りてみました。
 赤くさびた岩泉線の線路が寂しいです…。 この後、線路に上がるのに一苦労、ますます寂しくなりました。
 落合で一休み。ここには浅内水力発電所があります。岩泉町は電力の自給率が高く、なんと80%もあるそうです。
 しばらくは登りも緩やかです。小川小学校前を通過。このあたりは最近まで「幻鉄道の跡」が残っていたそうです。
  
 国道455線と分かれ、340号線を葛巻へ向けて走ります。周りの山も険しくなってきました。
 出発から2時間、ようやく行程の半分ほど走りました。山の中に立派な校舎が建っています。岩泉町立国見小学校です。
 ここからは激しい登り坂です。急勾配8%の坂を登ると(けっこう押してあるきました。)、岩泉町と葛巻町の間にある「国境峠」にようやく辿り着きました。
 あっという間に下り道は終わり、左に風力発電の風車を眺めながら緩やかな道を走ります。国道340号はまだまだ続きます。
  
   
 葛巻の市街地から国道281号線に入り、平庭高原に向けて坂を昇ること3~4km、今日の目的地「江刈川分校」にようやく到着です。ここまで片道50数km、4時間30分かかりました。
 分校は既に閉校しており、今は誰もいませんが、中は見学自由です。職員室も給食室も、もちろん教室も、そのまま時が止まったような感じです。校舎から渡り廊下を通ると講堂(今の体育館?)があり、ピアノや木琴、跳び箱やトランポリンもそのまま置いてあります。
 分校には、その土地その土地の個性が凝縮されていて、風土に根ざした教育があるような気がします。

 古い建物、懐かしいモノが大好きで始めた分校巡り。昔懐かしい自転車で旅することによって、車で通りすぎるだけでは見えないものや空気を肌で感じました。そこには懐かしいRYO少年がいました。
 
  

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